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30年前から探究学習を実践!?富士見丘のグローバル教育の成果がすごい!

更新日:2022年12月12日

こんにちは!

GrowVaLスタッフです。


今回はグローバル教育が実践されている富士見丘中学・高等学校(東京)の探究学習を紹介します。


※富士見丘は、全国で28校しかないWWLに指定されている学校です。

WWLについてはこちら


30年以上前から探究学習を実践!


富士見丘の探究学習の歴史は古く、好きなものをとことん探究する「自主研究5×2」を30年以上前から行っています。平日の通常授業からの「学び」と週末の自らの「研究」を中1~高2まで実践しています。(平日5日間と週末2日間の相乗効果を期待し自主研究5×2と名付けられました。)生徒全員が興味・関心を掘り下げることを通して、「探究」の面白さ(=学びの面白さ)を知り何を学びたいのか?何をしたいのか?など自身のオリジナリティを発見していきます。先生のアドバイスをもとにテーマを決定した後は1年間を通して研究し、主に週末を使って課題研究を進め、毎回の研究記録と実施記録を担任に提出し、レポートをまとめあげます。


2015年よりSGHに、そして2020年よりWWLに


30年前から探究学習にも取り組み、グローバル教育にも力をいれてきた富士見丘でしたがやっているだけではなく、結果(=数値)も追及するべきではないか、と考え、2015年に、文部科学省がグローバル教育に取り組んでいる学校に対して認定するSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され、学校改革をスタートさせました。


SGHの目的は、社会課題に対する関心と深い教養、問題解決力、コミュニケーション能力などの国際的素養を身に付けた将来のグローバル人材の育成です。また、授業の内容は、単なる語学教育だけでなく、目指すべきグローバル人材像を設定し、グローバルな社会課題、ビジネス課題をテーマに、大学や企業・国際機関と連携しながら探究しグループワークやディスカッション、論文作成、プロジェクト型学習等の形態の実践が求められます。


富士見丘では、「サステイナビリティ(持続可能性)から創造するグローバル社会」をテーマに地球規模の社会課題を解決する探究授業がはじまりました。


さらに、SGHは2019年で終了し、2020年にはSGHよりはるかに高度の教育が求められるWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業に申請しました。そして、先進的なグローバル教育を実践する全国の高校28校の1つに選定されました。ちなみに、都内では3校のみになります。(他は私立渋谷学園渋谷・都立南多摩)


WWLに求められることは、以下の項目になります。

・これまでのスーパーグローバルハイスクール事業の取組の実績等、グローバル人材育成に向けた教育資源の活用ができる


・高等学校等の先進的なカリキュラムの研究開発・実践と持続可能な取組とするための体制が整っている


・高等学校等と国内外の大学、企業、国際機関等が協働し、テーマを通じた高校生国際会議の開催等、高校生へ高度な学びを提供する仕組み(ALネットワーク)が形成されている本格的なグローバル教育の実績があり、人財育成・国内外の高校や大学などとの協働体制が充実し、カリキュラム開発の拠点となりえる、と文部科学省が認めた学校です。



どのような生徒を育成し、どのように育成するのか?


富士見丘のスーパーグローバルハイスクールとして育成する生徒像です。


•サステイナビリティの視点から社会課題に関心を持っている


•自ら課題を発見し、その解決に向けて努力する情熱がある


•課題解決のために海外の人々と交流し、英語で意見交換を行うことができる


•協働的な活動において他者への気配りができ、かつリーダーシップが発揮できる


このような生徒を育成するために、英語×探究×ICTの本格的なグローバル教育を実践しています。

※今回の記事は、探究授業をテーマとしており、富士見丘のカリキュラムの1つにある

探究授業を行う上で必要なICT教育については割愛させて頂きます。多くの生徒が

ホームページを作れるレベルまでスキルが身についているそうです。



以下は各学年の取り組みをピックアップしました。


高1


グローバルワークショップ

:慶応大学大学院の教授・研究生・留学生ともに、グローバルな課題SDGsについて考えグループワークやプレゼンテーションを実施。社会全体にわたる課題に向き合い「社会と関わる学び」を実践。


鹿児島フィールドワーク

:2泊3日で鹿児島を訪れ、SSHの池田高校との探究学習の成果発表と意見交換を実施。


高2


グローバルスタディ演習

:探究学習の集大成として、ハワイでの「海洋リゾート開発と海洋汚染」、マレーシアでの「環境とライフスタイル」、台湾での「災害と地域社会」のテーマに分かれ、高大連携のプロジェクト学習を実践。海外フィールドワークと現地での英語プレゼンテーションを実施します。


WWL課題研究発表会

:探究学習の集大成の場として、2月に研究発表会を実施。フィールドワークを中心に、1年間世界規模の課題について探究してきた各グループが、プレゼンテーションを英語で実施。※2021年度の研究発表「ハワイにおける観光業の再生を目指して」、「食への意識改善でマングローブ林を守る」他


富士見丘では、中学から「自主研究5×2」で日々探究学習を続け、高1でのグローバルワークショップで探究授業の基礎を学び、高2のグローバルスタディ演習により世界規模の課題に対して英語を使って実践的な探究活動するという、一貫した探究プログラムが行われています。さらに、慶應義塾大学、ハワイ大学、(株)JTBなど国内外の大学・企業・国際機関等が協働し、池田学園池田高等学校、沖縄尚学高等学校、Kalani High School (ハワイ)など事業連携校との学びにより、高度な探究学習を実施することができています。


また、英語×探究を実現するために必要な英語力も日常より育成できる体制が整えられています。


Extensive Reading

:辞書を使わずに英書を読む授業で、一冊を読み終えたら、パソコン上で内容に関する設問により理解度を確認。わからないことは辞書ではなくネイティブ教員にその場で質問することで、英語での課題解決能力の基礎を育成。



週末エッセイライティング

:授業内に加えて、毎週末の課題として英文を書く取り組みを行っています。

ネイティブ教員と日本人教員が「コラボ」して綿密に添削し、添削内容の理解を確認するために、リライトを提出し、再添削と得点化により向上のサイクルを確立。



2015年からの取り組みによる成果は?


2015年からの取り組みにより、飛躍的な成果が出ています。


◇英語検定の取得率は、2015年以降大幅に増加しています。

 

 ・英検2級以上の取得率 ※ほとんどの生徒が高2まで取得

  16%(2015年)⇒79%(2021年)

  





















◇大学受験の実績も、2015年以降劇的な成長がみられます。


 ・2015年



 











 ・2020年-2022年


大学合格でさらに注目してほしいのが、総合型選抜入試の合格数です。「社会と関わる学び⇒探究活動⇒想い・志」の流れが学校のプログラムでできているため一般入試ではなく、約70%の生徒さんが総合型選抜で合格しています。※ちなみに、総合型選抜の具体的な実績を出している学校は珍しいです。


◇海外大学進学数

・14名(2019年)

 ※コロナの影響で2020年以降は減少したが、2022年度はすでに合格者が出始めている


富士見丘は1学年80~90名程の学校で、海外大学へ進学数が14名は割合としては高い数字になります。


このように、英検や大学実績は劇的にあがっているのが富士見丘ですが、ここで大事なポイントは、点数をとるための詰め込み型の受験対策をして実績をあげているのでなく、英語×探究での学びの成果で自然に結果が出ている、ということです。さらに、高校生活で探究を通して身につけた創造力・課題解決力で、卒業後にグローバルに活躍する卒業生を輩出しているのが、富士見丘のグローバル教育です。


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GrowVaLスタッフより


12/26(月)に

富士見丘中学高等学校の説明会がございます。

受験学年でなくても参加できます。

お申込は以下のURLからご確認ください。

https://www.fujimigaoka.ac.jp/exam/junior/briefing

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