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Summer Camp in Hokkaido〜キャンプで非認知能力を獲得する為の学びの設計(2/3)

更新日:2022年12月12日


この5日間で彼らが身に付けた資質や能力

1、新しいことやものに勇気を出して立ち向かう姿勢。恐れたり考えていても何も始まらない事。諦めずにチャレンジを続ければ必ず前に進むこと。


2、教わったスキルや知識を正しく使う難しさ。教わっても正しく出来ないもどかしさや悔しさ。出来なければ乗れないし、前に進まないから何とかできるようにするしか無いこと。工夫をすること。


3、仲間と話し合ったり、意見がまとまらない時も折り合いをつける力。動物は一定の法則に従えれば言う事を聞いてくれるようになりますが、人間はさにあらず。お互いの意見がぶつかった時、自分の意見だけを押し通していれば時間が過ぎるのみで目的は遂げられ無い。


4、自分で考えて決断して行動する力。始終スタッフは自分(達)で考えて、自分(達)で見つけて、自分(達)でやってみて、という態度を取り続けました。最初は万事聞かないと動けなかった子供達も最後は自分で考えて動ける様になりました。

この点は是非ご家庭でもトレーニングして欲しい資質だと考えます。


5、目的意識とそこに集中すること。最初はふざけたりおしゃべりをしたりして馬そっちのけでしたが、そのままでは最終日に乗馬ができません。勇気やスキルが身に付いてくると、今何をすべきなのかを考えて作業に集中し、お互い助け合って一つのタスクを完了する事が出来る様になりました。よって一つの作業を終える時間が圧倒的に短くなりました。


6、達成感。これは説明不要と思います。



サマーキャンプの教育的意義と重要性

多くの日本人はsummer campとは旅行の一種と考えがちですが、欧米では家庭や学校に継ぐ重要な学習環境として認知されています。

リーダーシップや仲間とのチームワーク、少しくらい困難があってもへこたれないタフネス、様々なスキルの訓練、そして何より親元を離れ全てにおいて自立した生活を送る事で得られる自立心など、今般言われる非認知能力の育成の場としてとても重要な教育的機会です。よって多くの子ども達は夏を待ってsummer campに出かけ、一夏で大きく成長するのです(しかし日本では夏と言えば夏期講習!どうしてもお勉強の方に頭が行ってしまいます)。



では、前述した通り、主な目的は非認知能力の育成です。非認知能力とは端的に言って”生きる力・生きてゆく力”のことです。人生の目的が豊かで幸せな人生を送る事であるならば、豊かで幸せに生きる為の様々な資質や能力の事です。


様々な資質や能力とは何かと言えば、多岐に渡ります。

代表的なものは、リーダーシップ、探究心・探究力、タフネス、多様性の理解、創造力、課題解決能力、論理的思考力、チームワーク、人を労わる心、道徳心など上げればきりがありません。

そして残念ながらこれらの力は勉強では身に付きません。

口で言っても伝わりません。

ではどうしたら身に付くのか?答えはOJT(on the job training)、すなわち実戦でしか身に付かないのです。では実戦とは何なのか?スポーツで言えば実際に投げがり打ったりしてみる事。

自転車でいえば実際に乗ってみる事です。座学で野球のルールや打ち方を覚えても、自転車の乗り方を覚えても残念ながら野球も自転車乗りも上手くなりません。

同様に人間同士の関係性も困難を乗り越える力も、リーダーシップも座学では身に付か無いのです。実際に人が活動する中に身を置く事でしか身に付かないのです。



今では無い子供達だけの世界

では活動なら何でも構わないのか?と言えばそうではありません。

どんな活動なら効果的に非認知能力が身に付くのかと言えば、率直に言って子供達だけの世界で生活する事だと考えます。いわゆる昔の近所付き合いのような世界。昭和の時代の夏休みの空き地で繰り広げられる子供達の生活。

そこでは自分で全てを解決するしかありませんでした。今の様にゲームも無く遊びも自分達で考えるしか無かった世界。喧嘩しようと大人は仲裁に入ってくれず自分達で解決するしか無い世界。いじめっ子にも立ち向かった世界。喧嘩しても自分達で仲直りする世界。


まとめると非認知能力とは人が集まって何かの活動をする時にその目的を達成する為に必要な全てのスキルと言う事ができます。これらは決して教えごとでな無いのです。

しかし、そのような世界は現代のどこに存在するのでしょうか?

残念ながら都会はもとより地方でも中々この様な学びが経験できる環境は激減しています。都会では地域社会や隣近所という関係性の消滅。子供会のような環境の減少、社会的寛容性の減退、犯罪などの増加で子供達が子供達の意思と権限と行動力で活動できる世界がほぼ消滅したと言っても過言では無い気がします。

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